ゴルトムント・クァルテット
Goldmund Quartet
- ストラディヴァリウス 「パガニーニ・クァルテット」
- ストラディヴァリウス 1727年製ヴァイオリン 「パガニーニ」
- ストラディヴァリウス 1680年製ヴァイオリン 「パガニーニ」
- ストラディヴァリウス 1731年製ヴィオラ 「パガニーニ」
- ストラディヴァリウス 1736年製チェロ 「パガニーニ」
フロリアン・シェッツ(第1ヴァイオリン)
ピンカス・アット(第2ヴァイオリン)
クリストフ・ヴァンドーリ(ヴィオラ)
ラファエル・パラトーレ(チェロ)
プロフィール▼
今や世界を代表する若手世代の弦楽四重奏団の一つに数えられ、2024/25シーズンのハイライトとして、モントリオール、インディアナポリス、メンフィスを巡る大規模なアメリカツアー、日本音楽財団創立50周年を記念した日本ツアー(紀尾井ホールにてレイ・チェン、カミーユ・トマ、マリア・ドゥエニャス等と共演、ソリストとして東京交響楽団との共演)が挙げられる。また、シューベルティアーデ・ホーエネムスやハルツクラシックス・フェスティバルといった名門音楽祭にデビューし、キプロス、スプリット(クロアチア)、サラマンカ・リセ劇場(スペイン)、そしてフィレンツェの名高い「アミーチ・デッラ・ムジカ・フィレンツェ」シリーズへ出演。さらに、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、エルプフィルハーモニー・ハンブルク、オラニエンシュタイン音楽祭、ボーデン湖音楽祭に再出演。2025年5月にはイルゼー修道院で自身の室内楽音楽祭を開催。さらに、若手弦楽四重奏団の指導と新進気鋭な才能のための場を提供する「ゴルトムント・アカデミー」を初めて開催した。
2020年にベルリン・クラシックスからヴォルフガング・リーム、アナ・ソコロヴィッチ、ファジル・サイ、ドブリンカ・タバコヴァの作品を収録した3枚目のアルバム『Travel Diaries』をリリース。その後、フランツ・シューベルトに捧げたアルバムや、2023年には限定アナログ盤『Prisma』をリリース。アルヴォ・ペルト、フィリップ・グラス、ウノ・ヘルメルソンの現代作品に加え、パスカル・シューマッハーとソフィア・ヤニによる新委嘱作品2曲が収録されている。カーン・ブラク、イェルク・ヴィトマンなどの作曲家とのコラボレーションも行い、現代音楽の委嘱と演奏に積極的に取り組んでいる。これらの活動と教育プロジェクトは、ゴルトムント四重奏団友の会(Friends of Goldmund Quartett e.V.)によって支援されている。最新のCDは、フェリックス・メンデルスゾーンの作品集で、2025年春にリリースされた。
2018年ウィグモアホール国際弦楽四重奏コンクール第2位、同年メルボルン国際室内楽コンクールで優勝を飾った他、新進気鋭の音楽家に贈られるヨーロッパ・コンサートホール協会(ECHO)の2019/20年「ライジング・スター」に選ばれた。2019年から日本音楽財団より貸与されているストラディヴァリウス「パガニーニ・クァルテット」を使用している。さらに、2020年3月にはユルゲン・ポント財団音楽賞、同年12月にはフライヘル・フォン・ヴァルタースハウゼン賞を受賞。2016年バイエルン芸術振興賞とARDミュンヘン国際音楽コンクールのカール・クリンガー賞を受賞。
これまでにイェルク・ヴィトマン、クセーニャ・シドロワ、ザビーネ・マイヤー、パブロ・フェランデス、ニーノ・グヴェタッゼ、ノア・ヴィルツフット、マルティナス・レヴィキス、マクシミリアン・ホルヌング、エリザベート・ブラウス、クリスティアン・ゲルハーヘル、ファジル・サイなどの著名アーティストと共演している。
ミュンヘン音楽・演劇大学で研鑽を積んだ他、ソフィア王妃高等音楽院にてギュンター・ピヒラーを含むアルバン・ベルク四重奏団のメンバー、ベルリンのアルテミス四重奏団に師事。他にハーゲン、ボロディン、ベルチャ、イザイ、ケルビーニ四重奏団やフェレンツ・ラドシュ、エバーハルト・フェルツ、アルフレッド・ブレンデルから大きな音楽的インスピレーションを受けた。